ムービープラスで名画スティングをやっていたので観てしまった

これ観たの、はじめは映画館だったような気がしますが、もう大昔の話でよく覚えていません。調べてみると、制作年度は1973年なので、もう48年前の作品です。でも、この映画、何度観ても面白く、感動する!って映画ではないけど、最初は、「騙されたー」思うけど、何度も観ているうちに。本当に作り方がうまいなーなんて、素人でもわかるような映画です。

かんたんにストーリーをご紹介してみますと、シカゴの路地裏で、黒人の男が金をひったくられました。「誰か。その泥棒を捕まえてくれ!」と黒人の男は叫びます。そこに通りかかったのが、ギャングの手下。ギャングの店の売上金を届けに行くところ。泥棒から金を奪い取って、持ち主に金を返そうとしたところ、「私は怪我をしてしまった。代わりにこの金を届けてくれないか」と頼まれる始末、そのギャングの手下は黒人の言う通り、黒人男のお金を持っていこうとすると、金髪の若い男が、「そんな金を持ち方は危ない」と本来は黒人の男のものである財布をギャングの手下から受け取り、さらにギャングの手下が運ぶ予定だった金も出させ、一緒に自分の腹巻きに入れ、「どうだ、これなら安心だろう」とやってみせる。ギャングの手下は、若い金髪男がやったとおり、自分の腹巻に、ギャングの(組織の)金と、黒人男の金を入れ、若い金髪男と、黒人男を残して、足早に去っていきます。角を曲がったところで、タクシーを拾い、大笑いで、「楽に15000ドル儲かった~」とネコババする気満々です。大喜びで、腹巻きから金を出してみると、金はティッシュペーパーに代わっていました。本当に笑いが止まらないのは、黒人男と、若い金髪の男と、黒人男から財布をひったくった男。実はこの三人はグルでした。若い金髪のイケメンがこの映画の主人公、ジョニー・フッカーことロバート・レッドフォードです。ジョニーは駆け出しの詐欺師だけど、詐欺師としての才能は認められています。泥棒役は、ジョニーの親友、エリー、そして、黒人男は、ルーサーという路上詐欺の名手です。三人は、手にした金額を見てびっくり。組織の金ですから大金です。まさか、組織の金とは知らず、特にジョニーは派手に散財してしまいます。大金が入ると、様々なところから、むしり取ろうとする奴らが出てきます。警察のスナイダー刑事もそう、噂を早速かぎつけ、ジョニーから用心棒代を取ろうとしますが、ジョニーは散財してしまって分前のお金がもうありません。仕方なく、持っていた偽札を渡し、その場をしのぎます。一方、スナイダー刑事から組織の金だと知った、ジョニーはルーサーのところに駆けつけますが、すでにルーサーはニ階から突き落とされ殺されていました。すでにギャングから殺し屋が送り込まれていたのです。この映画のつかみというか、オープニングからこんな感じでスタートするので。ぐいぐい引き込まれていってしまいます。で、ルーサーの敵を打ちたい、ジョニーとエリー。特にジョニーは生前ルーサーから聞いていたヘンリー・ゴンドーフという詐欺師の大物に会いに行きます。ここから、ニューヨークの大物ギャング、ドイル・ロネガンを引っ掛けるための大掛かりな仕掛けが始まります。仕掛けにはFBIも、凄腕の殺し屋も登場します。そして、最後どんでん返し。確か、映画封切り時点で、「最後の5分間は、誰にも話さないでください」なんてコピーがあったのを記憶していますが、どうだったかな。それほど、初めて観る人には、どんでん返しが楽しみであります。

また2度め以降は、どんでん返しはわかっているので、さらに、ディテールを楽しめるようになります。すごく複雑な導線が入り混じっている作品なので、あー、ここで気が付かなきゃいけなかったなーなんて思う箇所しばしば。こんな場面、素通りしてたっけ、なんて気がつくこともあるし、一回目に観たときとは、気づきも代わってきます。

そんなスティングですが、あんまりテレビでは放送されなくって、昨日久しぶりにムービーメーカーで23時から観ました。以前は、VHSのビデオで持っていたのですが、ビデオデッキもなくなり、処分しちゃいました。でもたまに観てよかった。音楽よし、役者よし、ストーリーよしの三拍子揃った名作だと思います。アマゾンプライムにないのが、不満ですが・・・

何しろアカデミー賞総なめ作品ですが、肝心の俳優が取れなかったのも面白いです。決して主人公その他が悪いわけではないのですがねー、特にポール・ニューマンの演技はユーモラスに溢れ、それでいて、貫禄を見せつけた、素晴らしい最高の演技だったと思うのですが・・・